間取りが決まったら、家の詳細についての打ち合わせに入ることと思います。
今回は、細かい打ち合わせに入っていく上で、おさえておきたいポイントについていくつか紹介していきます。
家の間取り等がある程度決まって、その工務店で家を購入することが決まった人にオススメの記事になってます。


ここからが本番!!

だいたいどのような間取りにしたいか決まったら、いよいよ家の細かい設備や内装や外装の打ち合わせに入っていくと思います。
建売の場合でも、リフォームする場所が出てくると思いますし、注文住宅で家を建てる人はここからが大変で楽しい時期でもあります。
決めるべきことはたくさんあるので、余裕を持って打ち合わせの予定を組んでいきましょう。
工務店と設備のオプション
各住宅設備メーカーの紹介に入る前に、設備のオプションについて私の知る限りの情報をお話します。
正式な呼び方があるかわかりませんが、自分の中では、『パナソニック』『TOTO』『LIXIL』などのことを住宅設備メーカーと呼んでいます。
基本的に工務店さんと打ち合わせをして、ある程度の家を建てるのに必要な金額が提示されることと思います。
その工務店によってはキッチンやお風呂などのお金の配分に違いがあり、これから選ぶ住宅設備メーカーによっては、初めに提示された金額を大きく超えることがあります。
各工務店ごとに繋がりがある住宅設備メーカーがあるので、住宅設備メーカーで自分の好きなメーカーがある人は、あらかじめ確認しておきましょう。

オプションの話ですが、各工務店で初めに提示されたプラン内の設備を購入するとオプション費用はかかりません。反対にいい設備ばかりをどんどん増やしていくと金額が大きくなっていきます。
最初からあるプランで話は進んでいくと思いますが、必要のない設備なんかがあれば、それを外すことによって、当初の金額から低くなることもありますので、必要ないものと譲れないものをしっかり線引きして、上手に住宅設備を購入しましょう。
自分の好みにあわせる住宅設備メーカー選び
間取り等が大体決まると、家の家具やキッチンやお風呂などの配置や大きさも決まってくるので、工務店さんと時間を合わせて住宅設備メーカーに下見に行きます。
今回は4社を比較して紹介したいと思います。完全に全てを紹介できるわけではありませんし、個人的な意見ですので、参考程度にしていただければと思います。
今回は、【LIXIL】【タカラスタンダード】【パナソニック】【TOTO】の特徴を紹介したいと思います。
LIXIL/リクシル

まずは、【LIXIL】です。
LIXILの特徴は、値段の安さとデザインの豊富さです。
値段は、各工務店の繋がりのある住宅設備メーカーによって違いはありますが、比較的安いです。他のメーカーではオプション価格になってしまう設備が標準で搭載されていたりしたので、予算内で自分たちのやりたいことができると思います。

また、デザインも豊富で、食器棚のカラーバリエーションも多かったので、自分の描いている家の理想像に近づけるかもしれません。
その反面、機能性が悪いことはありませんが、特筆して秀でているというものは少ないです。キッチンやお風呂にどうしてもやりたいことがあるような方は、他のメーカーも見てみるといいでしょう。
先ほども言いましたが、機能性が悪いわけではないので、特にこだわりがない人は比較的安く購入できるのでおススメです。
タカラスタンダード

続いては、【タカラスタンダード】です。
タカラスタンダードの強みは、なんといっても『ホーロー』です。
キッチン収納の壁面やバスルームの壁などに使われており、高い耐久性とお手入れのしやすさで人気のある商品となっております。
『ホーロー』とは、金属とガラスを結合させた物質で、中でもタカラスタンダードが開発したホーローは、高い技術で作られた高品質のホーロー材で、他社とは一線を画しています。
強度は金属と同等程度である程度強い力でぶつかっても凹んだりしません。
また、表面はガラスで覆われているため、よほどのことが無ければ切り傷や擦り傷がつくことはありません。そして、ガラス材なので醤油や油あとのような頑固な汚れも水拭きで簡単に落とすことができます。
タカラスタンダードのキッチン収納の底板もホーローにすることができるので、料理に調味料をたくさん使う人や今までキッチン収納の掃除に困っていた人には、オススメです。

デメリットを挙げると値段とデザインです。
値段は、ステンレスやその他の材質のものと比べると高くなります。
しかし、ホーローは高い性能で手入れのしやすさと耐久性においては、長く使うことを考えると値段以上の価値があるとおもいます。
2点目はデザイン性です。
ホーローは高性能な材質で、値段は少し高くても買う価値は、存分にあります。
しかし、独自の技術で製作している物なので、細かく色の種類があるわけではありません。最初からキッチンの色を決めている人や、表面がガラス質なのでマットな質感の壁材を求めている人は自分のイメージとは少し違ってくるかもしれません。
最近では、ホーローの種類も豊富になってきていますので、一度店舗に行って自分の目で見てみるといいと思います。
Panasonic/パナソニック
パナソニックの最大の強みは照明にあります。
お風呂や洗面台でのライン照明はデザイン性と明るさでは群を抜いています。

https://sumai.panasonic.jp/dressing/
上の写真は一例ですが、一目で他社との照明の違いがわかると思います。
スタイリッシュでオシャレな家って感じがしますよね。こんな家にこれから住めるようになると考えると気持ちが昂ります。
他にも、フロートタイプの洗面台、トリプルワイドIH、風呂場の立ち上げなど細かいところで暮らしの工夫がなされています。

フロートタイプの洗面台は、洗面台の下が床から離れている構造になっています。
収納スペースが少なくなりますが、見た目がすっきりして掃除などもしやすくなります。
自分の好きなものを置いたり、オシャレな収納にしてもいいですね!
https://sumai.panasonic.jp/dressing/new/
https://sumai.panasonic.jp/kitchen/concept/detail.php?id=Triple
IHだけでなく、ガスコンロにもできますし、最近ではコンロが4つ並んだ『マルチワイドIH』もあるため、各家庭の生活スタイルにあわせて変えることもできます。
パナソニックは他社と比べても様々な設備があります。
多くの設備がありますが、今回紹介した設備を全て取り入れようとするとどんどん値段が高くなってしまいます。
魅力的な設備はたくさんありますが、オプションとして付けていく設備なので、自分たちの予算とも相談して決めていきましょう。
TOTO


TOTOの設備はどれも高品質で高級感のある設備になっています
どの設備をとっても後悔しないような品質になっています。
全ての設備において高品質な性能を備えておりますが、デメリットもあります。
それが、種類の少なさと価格です。
他社に比べると種類が少なく、求めているデザインが決まっている人には、選択肢が少ないので自分に合うものが見つからないかもしれません。
そして、値段も他社に比べてみると少し値段は高いと思います。
その分、どの設備も高品質で値段以上の価値があります。
展示場で見た全ての設備がかっこよく、話を聞いただけで欲しくなってしまいます。
店頭で実際に見て、話を聞くとよりその性能の高さを実感できると思います。
知っておきたい注意点
最後にいくつか注意点があるので、覚えておくとお得に自分の理想の設備を手に入れることができるかもしれません。
一度購入すると何年も使うことになる設備ですので、最初の選択で後悔しない選択をできるとより住みやすい家が出来上がると思います。
オプション設備

工務店である程度の家の予算が出されると思いますが、その中には、住宅設備の料金が含まれていない場合もあります。
まずは、工務店さんに、お風呂やキッチン、その他どんな設備が予算の中に組み込まれているのかしっかり聞いておきましょう。
もしも、建物の代金だけで住宅設備の予算が含まれていないとなると100万円は軽く超えてくる値段になるのでお金のお話に関しては、聞き逃さないようにしてください。
予算の中に住宅設備の料金が入っている場合は、プラス料金なしでも普通に生活できるような設備をそろえることができます。
ここから実際に店頭で見て、いらない部分を削ったり、欲しい設備をオプションとして付けていくことになります。
例えば、
・食洗器
・タッチセンサー付き水栓
・メーカー限定の配色 など
便利、高級感がある、他にはないもの、
なんかはだいたいオプションだと思ってもいいと思います。
そして、便利な物ほど高価になってくるものです(´;ω;`)好きな物を取り入れたいだけ取り入れるとキッチン、お風呂、洗面台で軽く30~50万ほどプラスしてしまうので気を付けましょう。
自分たちの本当に必要な物を取り入れるようにしましょう。
⇩キッチン設備が気になる人はこちらから⇩
暮らしが変わる、キッチン設備のオプション!
⇩お風呂場の設備が気になる人はこちらから⇩
暮らしが変わる、お風呂設備のオプション!
⇩洗面設備が気になる方はこちらから⇩
暮らしが変わる、洗面設備のオプション!
⇩トイレ設備が気になる人はこちらから⇩
暮らしが変わる、トイレのオプション設備!
キッチンと食器棚は同じメーカーにしよう!

2点目は、食器棚についてです。
住宅設備をお探しの際、何件も色々なメーカーを見て回ると思います。その中で、お風呂はA社で、洗面台はB社にするといったことも多いと思います。
ここでの注意点は、キッチンと食器棚は同じメーカーにするということです。
どうしてもデザインが気に入らないなら、別々のメーカーでも出来ますが、プラスで設置費がかかってきます。
キッチンと食器棚を同じメーカーにすると一社分の設置費だけで済みますが、別々にすることで各々で設置費がかかってくるので、注意しておきましょう。
お金に余裕があって、理想のデザインを求めるなら、その選択肢もありですが設置費だけで他のオプションを付けれるだけの費用がかかることも覚えておいてください。
プラスだけでなくマイナスも可能!

3点目は、お得な情報です。
メーカーさんも商売なので進んでマイナスになるようなことは言ってきません。
自分たちでしっかりリサーチしていらない設備は付けないようにしてもらいましょう。無駄を省くことによって値段が下がることもあるので、必要以上の設備にならないように家族で相談してから住宅設備を購入しましょう。
例として、お風呂場のカウンターや浴槽のふた、キッチンだと食洗器や魚焼きのグリルなど自分たちの生活に必要ないと思われる設備は外してもらいましょう。その分の費用が安くなるので、そのお金で必要だと思う設備を購入すると効率よくお得に設備を整えることができると思います。
その際、オプションを外すことによって、デザインが変わってくる設備も中にはあります。
なぜか、風呂場のカウンターを外すと、水栓が少し違うデザインになってしまうところもあったので、店員に話を聞き、理想の設備にできるよう工夫してみてください。
まとめ
全てを説明できたわけではありませんが、大まかな住宅設備メーカーの特徴と注意点について紹介しました。
また、機会があれば、細かく住宅設備について記事にしたいと思います。
これから家を建てる人やリフォームなどで住宅設備を新しく買い替える人など、長く使うことになる物なので大きな失敗をしないように事前に下調べをして見に行きましょう!

コメント