今回から、キッチンやお風呂などの住宅設備にオプションとして、細かく色々な設備があるのですが、取り入れることで暮らしが便利になる設備を紹介したいと思います。
まずは、キッチン編です。
キッチン周りの設備は多いので、全て紹介しきれないですが興味がある人は是非みていって下さい。
この記事はこんな方におススメの記事です。
・これから新居を購入する人で、工務店や間取りがほぼ決まっている人
・キッチンのリフォームを考えている人
・住宅設備に興味がある人
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オプション?細かい住宅設備って何?

住宅設備の大まかな説明は以前、記事にしているので興味のあるかたは、ご覧になって下さい。

住宅設備とは、主にキッチン、お風呂、洗面台、トイレなど家を建てる際ほぼ必ず必要になってくるもので、様々なメーカーがあるため迷ってしまいます。
その上、また更にオプションとして色んな設備が選べるので、たくさん迷って後悔のない設備を整えられるようにしましょう!
自分たちの生活に何が必要で、何が必要ないものなのかを事前に決めておくことで必要な住宅設備も変わってくるので、あらかじめ話し合い、決めておくようにしましょう。
それでも、展示場に行くとオシャレで高機能な設備がいっぱいあるので、家族でよく考えて購入するようにしましょう。
オプション設備
住宅設備には、『オプション』というものがあります。
各工務店、各住宅設備メーカーによって、オプションとなる設備が異なります。
工務店とメーカーの繋がりやあるメーカーや一部オプションとなっているものが他のメーカーでは標準設備としてある場合もあります。
新築・リフォームの際は、直接店頭で話を聞くのが一番いいでしょう。
キッチン設備

ここからは、キッチンの設備を紹介していきます。
キッチンは、色々な設備があるため、よく考えてオプションを選ばなければなりません。
機能面重視なのか、見た目重視なのか、安さ重視なのか…
毎日料理をするのか、最低限のキッチンで十分なのか、選ぶ段階である程度のイメージを作っておくことで無駄なく理想のキッチンにできると思います。
キッチンの形
キッチンの形といっても、家の間取りによってある程度キッチンの形は決まってしまいますが、どんな種類があるか覚えておくだけでもいいかもしれません。
I型キッチン

一番オーソドックスなタイプの形キッチンです。コンロとシンクが横並びとなっており、動線も横移動だけで済むので、使いやすい形となってます。狭い場所でも配置しやすい形のキッチンだと言えるでしょう。
L型キッチン

角を利用して広く使えるキッチンにしたいのなら、L型キッチンがオススメです。
I型キッチンより短い距離の動線で行動できるのと、キッチンの上に何か置きたい人にはいい形かもしれません。難点は、角の部分のキッチン収納が使いづらいことがある点です。
どうしても、収納の奥まで使うとなると、出し入れのしにくさがあると思います。その分、キッチンの上にもスペースができるので、収納の仕方を考えていく必要があります。
コの字型・ll型キッチン

コの字型のキッチンは、角を利用してより狭い範囲でも天板の面積を多く作ろうと考えている人にオススメです。
ll型キッチンは、I型キッチンが通路を挟んで2つあるようなイメージで、好みでシンクとコンロを並べたり、別々にもできるタイプのキッチンです。
シンクやコンロが通路を挟んで対面にあることで、振り向くだけで移動しなくても、料理などを置くことができます。
壁面にコンロやシンクを配置し、反対側にカウンターを設けることで振り向いて料理を置き、そこからダイニングへ持っていってもらうこともできるので動線が短くて時短につながります。
キッチンが細い間取りの家などは対面にカウンターを作ることができないので、コの字型・ll型のキッチンは向いていません。
アイランドキッチン

キッチンに広い空間を使うことができるのであれば、アイランドキッチンにすることも可能です。
シンクやコンロなどとは離れた場所に大きな机を設けることで、その机で調理したり、料理をする以外のことでも何にでも使うことのできる空間になります。
机は独立しているので、全方向から作業することができるので、お子さんが料理の手伝いを頻繁にする家庭や、キッチンをオシャレな空間にしたいと考えている人におすすめの配置になっています。
デメリットは、狭い場所だとできない点と価格も他のキッチンよりお高めになります。また、机の周りを小さいお子さんが走り回ったりすることもあるので、気を付ける必要があります。
コンロの形
続いては、コンロについてです。
コンロはガスコンロとIHコンロがあります。
どちらともメリット・デメリットがあり、料理するときにこだわりがあるかどうかで、変わってくると思います。
ガスコンロ

ガスコンロは、高火力での調理やフライパンを揺らしたり、傾けたりすることが多い人に向いています。
つまみで火力を調節できるので細かい調整ができて、かつ、直接フライパンに炎が当たるので、短時間で高火力の調理ができます。
デメリットは、ガスを使うこととお手入れが大変だということです。
ガスコンロというだけあって、ガスを使用するので、ガス会社との契約が必要になります。毎月の支払いとして、水道・電気に加え、ガス料金も支払わなければなりません。
また、ガスコンロはお手入れが大変です。油汚れやサビなどのしつこい汚れと洗いにくい形もあいまって、掃除を「後からでいいや」という気にさせてしまいます。
こまめに掃除をすると、すぐとれる汚れも、放っておくとしつこい汚れに変わってしまいます。
ガスコンロを取り入れるのにおススメのタイプの人は、
に向いていると思います。
IHコンロ

IHコンロの最大の強みといえば、そのお手入れのしやすさになります。
吹きこぼしや油汚れなどでも、一拭きで解決してしまいます。ガスコンロのような複雑な形をしていることもありませんので、気がついた時にいつでも掃除ができます。
また、ガスを使用することもないので、オール電化住宅にも対応でき、ガス会社との契約も必要なくなります。
デメリットを挙げるならば、火力と料理の仕方です。
IHも進化しており、鍋が温まるまでの時間が遅いと感じることはほとんどないように感じます。
しかし、ガスコンロに比べるとその点は劣ります。瞬発的な火力はIHコンロにはない点です。
また、IHコンロの火力調節は5段階や3段階など細かい調節ができないようなことがあります。実際に火を見て調節することができないので、使うIHコンロによっては、火力が全然違ってくることもあります。
他にも、設備が便利になりすぎていて、コンロから少し離して調理したい時やフライパンを傾けたい時などにIHコンロだと、センサーが反応せずに止まってしまうことがあります。
IHコンロを取り入れるのにおススメの人は
などにおススメのコンロになっています。
コンロはよくキッチンで料理する人の希望を聞いて選ぶのが良いと思います。
キッチンのシンク
続いては、キッチンシンクの材質です。色々な種類がありますが、ステンレス、人造大理石、ホーローについて紹介します。
・ステンレス
一般的なキッチンを想像するとこのステンレスのキッチンを思い浮かべると思います。
耐熱性と耐久性が高いというメリットがあります。半面、傷つきやすく汚れやすいという欠点があります。
食器の保護という観点からみると、少しくらいの高さから落としても割れずに済むこともあります。
色がシルバーのシンクを求めている方は、ステンレス製のシンクがおススメです。
・人造大理石
人造大理石は、天然の大理石を粉砕し、セメントや樹脂で固めて作ったものが人造大理石です。
人造大理石のシンクは傷つきにくく、継ぎ目なく作られています。カラーバリエーションも豊富なことから自分好みのデザインにできるタイプのシンクです。
大理石のような見た目の高級感もあって、近年、人気の材質になっています。
・ホーロー
ホーローは金属にガラスコーティングをした材質で、金属の強度を持ちながら、表面はお手入れしやすいガラス材になっているため、汚れを落としやすく、耐久性に優れています。
しかし、ホーローのシンクはあまり多くないため、たくさんの種類から選ぶようなことはできないと思います。
興味のある人は、タカラスタンダードのショールームで見てみると種類も豊富でいいかもしれません。
食洗機

家を建てる際に食洗機を付けるか付けないかという選択肢があります。
今後、家が建った後に卓上型食洗機を買う予定のある方は、家を建てる際は、食洗機をを付けずにキッチンを購入しましょう。
食洗機を付けるか付けないかは各家庭によって、分かれますが双方のメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット | デメリット | |
食洗機あり | ・食器洗い分の時間短縮ができる (食器洗いをしなくてもいい) ・高温での洗浄が可能 ・食器洗いによる手荒れが減少する ・節水になる | ・購入費用がかかる(住宅設備メーカーに よっては、オプションに入っていることも ある) ・ビルトイン型だと食器収納場所が少なく なる ・故障時、すぐに対応することが難しい ・食洗機対応の食器・洗剤を使う必要がある |
手洗いのみ | ・食洗器分の費用がかからない ・その場その場ですぐ洗える ・キッチン収納場所が多くなる ・複雑な形、角など気になったところを 重点的に洗える | ・多くの食器を洗うのは、時間がかかる ・手荒れの原因にもなりえる ・食洗器に比べると使用する水の量が 多くなる ・スポンジや布巾から雑菌が繁殖する。 |
ここからは食洗機を付ける際のポイントを紹介したいと思います。
食洗機には、ビルトイン型と卓上型があります。ビルトイン型はキッチン下の収納にあたる部分を一部利用して、食洗機を付けるタイプです。そして、卓上型は蛇口から水を引っ張り、キッチンの天板の上に置いて使うタイプの食洗機です。
ビルトイン型食洗機
ビルトイン型はキッチン下収納に食洗機を内蔵したタイプで、大きな食洗機をキッチンの上に出すことがないため、見た目もよく、キッチンをより効率的に使うことができます。
卓上型よりは多少値段は高くなることが多いですが、せっかくならビルトイン食洗機を購入することをおススメします。
ビルトイン型には、浅型と深型があります。違いは値段と収納サイズです。当然、浅型の方が安くなっております。
浅型は食器約40点分4人用となっており、夫婦と子供2人分程度の食器を収納できるようになっています。
庫内の高さは、25cmとなっており、対応しているものならフライパンも洗うことが可能です!
深型は食器約40〜50点分6人用となっています。
家族5人でも洗える大容量ですが、特徴は深さにあります。浅型は約25cmに対して、
深型は約35cmと大幅に深くなっております。
フライパンはもちろん、大きな鍋やパーティなんかで使うような大皿も収納することができます。
日常的にご飯を約4人分くらい作り、家の食器に大きい食器を使うことが少ないという人は、浅型の食洗機でも十分に対応できると思います。
家族が多かったり、よくみんなで集まって大きな皿を囲んで食事をするような人であれば、深型の食洗機を購入することをおススメします。
ビルトイン型の食洗機はI型キッチン・アイランドキッチンにおススメの食洗機です。
卓上型食洗機
卓上型の食洗機は、その名の通りキッチンの天板の上に置いて使う食洗機で、対応できる分岐水栓があれば、現状復帰の必要がある賃貸でも設置することが可能です。
また、種類も様々なものがあるので、自分たちにあったものを選ぶこと可能です。
卓上型のメリットとして、値段です。
ビルトイン型だとどうしても設置工事費も必要になってくるので、大体15万前後はかかってくると思います。
卓上型だと食洗機本体が5〜7万程度だとして、それに分岐水栓が5千から1万5千円程度になると思うので、約2倍近く変わってくると思います。食洗機を買ったは良いものの結局使うことがなくなった。という人も少なくありません。
いずれ寿命が来るものなので、まずは卓上型で試してみて、これからも必要になってくるのであればビルトイン型に変えるのも賢い方法かもしれませんね。
デメリットは、キッチンの上を使ってしまうことです。
食洗機用のスペースがあれば話は別ですが、大きさによってはキッチンが圧迫されてしまうかもしれません。
また、最近の食洗機は性能もよくなっていますが、キッチンの上に乗せていることから振動が気なる事もあるかもしれません。天板の状況にとっては、食洗機使用中にカタカタと音がなることもあると思います。
置く場所を変えてみたり、緩衝材を使って振動を軽減させるといいかもしれません。
卓上型食洗機は、L字型キッチン、コの字型のキッチンにおススメです。
食洗機は、うまく使えば家事の時短にもなりますし、手荒れの原因を減少させることにもつながると思います。
まだ使ったことのない人は、ぜひ一度使ってみては如何でしょうか。

まとめ
キッチンは、住宅設備の中でも多くのお金がかかる設備となっているため、慎重に選んでいくことが大切になってきます。自分たちの生活にあわせた設備を購入することで,より暮らしやすい生活ができるようになると思います。
今回は大きくキッチン全体の紹介をしましたが、細かい設備についてもまた今度紹介したいと思います。
キッチンの他にもお風呂や洗面台などのオプションについても記事にしていく予定ですので、楽しみにしていてください。
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