理想のマイホーム作り!
今回は、前編に引き続き、間取り編の後編となっております。

明るい家にするための間取り
家を建てる際に気になるのは、部屋の明るさですよね。
玄関、リビング、サンルームなど明るい方がいい場所は、人それぞれです。
そして、周囲の建物の関係もあって、なかなか明るさが取れないこともあります。
そこで、一工夫することで、部屋に明るさを取り入れることができる場合もあります。
2階リビング

例の1つ目は、2階リビングにするということです。
まず、普通に間取りを考える時は1階に水回り、リビング、キッチン。2階に子ども部屋や、寝室というような間取りになると思いますが、その間取りにこだわる必要はありません。
各工務店のプランによってはできないこともありますが、完全自由設計の工務店であれば、相談次第で可能です。
2階をリビングにするメリットは、隣に同じような高さの建造物がある場合でも、1階に比べて日の入り方が全然違います。
カーテンを開けておくと、日中は電気を付けなくても十分に明るさを取り入れることができます。(隣が近すぎる場合を除きます)
2つ目のメリットは、人目が気になりにくいということです。
大通りに面しているところに土地を買った場合には、通りを避けた方角にリビングを作ったり、ウッドフェンスなどを建てたり、通りからの目線を遮るようにしなければなりません。
そこをリビングを2階にすることで、通りからの目線はほぼ気にならなくなります。
その上、明るさも取り入れることができるので一石二鳥です!
反面、デメリットもあります。
まずは、やっぱり2階にあるといいうことです。
生活の中心となるのが2階なので、疲れて帰ってきても、まずは、2階に行かなければくつろげません。
慣れれば気にならないと思いますし、日常的にいい運動になると思いますが、老後のことが少し気になる点ではあります。
2点目は、水回り関係です。
お風呂や洗面などは1階でもいいと思いますが、2階リビングにする際、キッチン、ダイニングも2階にするのかが非常に難しい問題となってきます。
生活しやすいのは、2階にキッチン、ダイニングを持ってくることですが、2階にキッチンをもってくると水道の工事費がグンと上ります。漏水という可能性は、低いですが0%ではないので少し気になるところではあります。
お金に余裕があるのであれば、2階にキッチン、ダイニングもあると快適に過ごせることでしょう。
吹き抜け
2つ目は、吹き抜けのある家にすることです。
吹き抜け部分に大きく日を取り入られる窓などを付けることで、十分な明るさを確保することができます。
隣接した建物から、直接見えることが無い場所だと大きな窓を付けてブラインドなども付けない事が出来ます。多くの太陽を家の中に取り入れることができるので、明るいリビングで過ごすことができると思います。
また、吹き抜けの空間があると、家の中が広く感じ開放感があるように感じます。

あと私の主観ですが、少しでも吹き抜けにするとなんだかオシャレな家に住んでいる気がして嬉しい気持ちになります(#^^#)
もちろん、デメリットもあります。
まずは、2階の床面積が少なくなるので、部屋を小さくするか、無くする必要があります。
本来、2階の床にあたるところを吹き抜けにするため、その分だけ2階の床面積が減ってしまいます。場所・大きさにもよりますが吹き抜けが無かったら、部屋をもう1部屋多くすることもできると思うので、その点は家族で話し合って決めていきましょう。
その他に、部屋の温度調節でも気になる点があります。
リビングと吹き抜けを繋げて大きな1つの空間にすることが良くありますが、冷暖房をどうするかということです。
各工務店によって、すすめている空調設備が違うと思いますが、
エアコンだったり、ストーブもついているのか、パネルヒーターも併用するのか、色々な選択肢があると思いますが、後悔のないような空調設備で家を建てられるようにしましょう。
せっかくいい間取りで家を建てても、冬は寒くて、夏は暑いなんてことになったら、台無しです。
このような失敗をしないために、工務店の開催している完成見学会やモデルルームなどで建てる前にあらかじめ体感しておきましょう。
特に、夏と冬!
ここだけは、しっかり押さえておいた方が後悔しないと思います。

すこし脱線してしまいましたが、2階リビングや吹き抜けのある家にすることで少しでも明るい家にできると思います。
細かい部分の間取り
最後に「こんな間取りの考え方もあるんだ」というような間取りをいくつか紹介したいと思います。
ここからは、細かいところで人によって感じ方が違うと思うので、自分たちにあった間取りを選んでいけるようにしましょう。
子ども部屋
まず、子ども部屋についてです。
最近は色んな考えの親御さんがいるので、子ども部屋の形も多種多様です。
例として、
・1人部屋
・大部屋
・スタディスペース
などがあります。
1人部屋
一般的なタイプとして一人に部屋で勉強机とベッドがあるタイプ。
自分だけの空間を持つことがでるので、勉強に集中もできますし、隠れてゲームすることもできます。
6畳くらいの大きさがあれば、不満なく過ごしていくことができるでしょう。
個室になるので、それぞれにテレビ、クーラーなどを設置するとお金がかかるかもしれません。
大部屋

大きな子ども部屋1つが子ども全員の部屋になるというものです。
1人部屋より部屋を大きく使うことができるので、小さい子供だったら、走り回って遊ぶことができると思います。
将来的に、部屋を分けるようにすることもできるので、
小さいうちは大部屋で家族みんなで寝てもいいし、2段ベッドを使うとより効率的に空間を使うことができます。
年齢が上がるにつれて、1人部屋が欲しくなってくると思うので、初めから、部屋を分けられるような大部屋を作るとその後のリフォーム代が安くなります。
スタディスペース
3つ目は、スタディスペースを取り入れるという考えかたです。
あらかじめ間取りを考える際、リビングの空いたスペースやキッチンから目の届くスキップフロアなどに、カバンやランドセルをしまえるスタディスペースを設けて、勉強などをそこでできるようにするというものです。
生活の大部分をリビングで過ごすことができるので、他の場所に電気代や設備を買う必要がなく、家族の時間を多くとれるような間取りになっています。
個別に子ども部屋を作る必要はなくなるので、他の間取りを作ることもできます。
しかし、年齢が上がると1人部屋が欲しくなると思うので、その点も考慮して間取りを考えましょう。

独立洗面台

次は、独立洗面台についてです。
よくあるパターンとしては、お風呂場から出た脱衣所に洗面台が置かれていることもあります。
洗面台が独立して脱衣所に無ければ、年頃の女の子がいる場合や、お客さんが来た時なんかも気を遣わずに洗面台を使用することができます。
また、トイレの近くに洗面があると、トイレに手洗い場を付ける必要が無くなったり、玄関の近くにあれば、汚れたものをそのまま洗うことができるようにもなります。
デメリットとして、脱衣所に洗面台を付ける場合は、広く間取りを作ることができるが、洗面台だけを別で作るとなると、その分のスペースを確保しなければならないので、洗面台のスペースは、狭くなりがちです。
また、脱衣所などの普段見られないところにあるものは良いのですが、独立して、玄関付近に置くことになると、人目に付きやすいのも難点です。
和室

最近の家でも、一部屋くらい和室が欲しいという声は多いようで、畳の部屋が欲しい人やそのまま寝転がれるような部屋が欲しい人は多いようです。
現在では、縁が無く、お掃除もしやすい『琉球畳』が主流で、カラーバリエーションも豊富でどんな家にでも合うような和室を作れるようになっています。
畳の部屋があると、小さいお子さんなんかは転んでも大丈夫ですし、そのまま、布団を敷いて寝ることも可能です。
和室を作る位置もリビングの隣に作って、普段は引き戸を開けておくようにすることで、リビングが広く感じるようになります。
扉を閉めることで、個室の和室になるため、優しい雰囲気の空間を作ることもできます。
まとめ
間取り編の後編ということで、すこし脱線した細かい間取りについてもご紹介しました。
全てを取り入れることは無理ですし、それぞれの家族構成や生活スタイルにあわせて、自分たちだけの理想のマイホームを作れるようにしましょう。

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