この記事はこれからマイホームの購入を考えてる方へ少しでも参考にしていただければと思います。
今回は住宅ローンの借り方を実際にどのように借りたらいいのか、私なりの考え方を記事にしたいと思います。収入やお住みの地域によって土地や建物の値段が変わってくると思うので、人それぞれですが、一つの案として参考になればと思います。
借入金額の絶対上限を決めること!

ローンを借りるとなると色々選択肢があると思います。まずどうすればいいのか考えている人に、これだけは最初にやってほしいってことが『絶対上限』を決めることです!
単純に「これ以上借りない」という額で、これを決めないと家や設備を見ていく中でどんどん借入額が上乗せされて最終的に予定よりはるかにオーバーしてしまいます。
しかし、いきなり何千万というお金は正直見当がつきません( ; ; )
そこで毎月自由に使えるお金を5%確保して考えてみましょう。
(ここでいう自由に使えるお金とは、貯金とは別に趣味や何にでも使えるお金のことです。貯金は各家庭応じて毎月必要なお金を貯金する必要があるので、別で考えておきましょう。)
例として年収500万の場合
一ヶ月あたりの自由なお金は
500万(年収)÷12ヶ月(一月あたり)×0.05(5%)=20.833円となります。
あくまで目安ですがこれをしっかり確保できないようでは、ローンの借り入れは、もう少し先送りして貯金を貯めましょう。
下見に行ってみよう

『絶対上限』が決まったら、自分の気になっている工務店や、ハウスメーカー、不動産屋に行って下見をしてみましょう。初めは色々と説明してくれるので、そこで徐々に知識をつけて、ローンの借り入れの目星をつけます。
注意する点は
- 『絶対上限』は必ず守る。
- 1社、2社で決めない。
- 余裕を持って早めに下見に行く
- 悔いのない家選びを
『絶対上限』は必ず守る。
何度も言いますが、最初に決めた『絶対上限』だけは守るようにしましょう。いい家を見るとついつい少しくらい高くても、と思いがちです(;^ω^)
気持ちはわかりますが、のちのち返済できなくなってしまっては意味がありません。余裕を持った人生を送るために『絶対上限』は守るようにしましょう。
1社、2社で決めない
下見に行ってみると、「この家がいいなぁ」と思うところが出てきます。それでも近くに下見できるところが他にあるなら1社でも多くみてください。
同じような設備でも値段が安い会社であったり、いい住宅だけど過剰な設備だったり、人それぞれ価値観は違いますが比較することで勉強になることも多々あります。
また、自分の知り得なかった情報も手にすることがあると思うので最低でも5、6社以上はみたほうがいいと思います。
余裕を持って早めに下見にいく
すぐに家を建てなければいけない状況にならないよう計画的に、余裕を持って下見にいきましょう。
あと何日で、あと何ヶ月で、と焦って決めると後々後悔することになります。
住宅購入は人生でも大きな買い物になると思うので、慎重に決めていく必要があります。今だけをみて決めるのではなく将来のことも考え、ゆっくり計画的に決めていきましょう。
悔いのない家選びを
住宅購入は多くの人にとって人生最大の買い物になるでしょう。どうせ買うなら自分たちの後悔しないよう、最後まで考え抜いて決断しましょう。夫婦、家族でたくさん喧嘩して、よりよい家作りを目指しましょう( ^∀^)
最終的な金額の決定

下見をして、「この家を買う」と決めたら、全体の予算を出してもらいましょう。家の購入にあたってはいくつかパターンがあると思います。
建売なのか、マンションなのか、土地と新築の物件を買うのか、それによって最終的な金額を出してもらうのに違いが出てきます。
例として
土地と新築の物件を買う予定の人は土地代と建物代のほかに諸費用というものがかかります、
内容的には設計料や各種申請の手数料、外構工事費用や印紙代など住宅メーカーによって違いますが、300万程度の費用がかかると考えてもらってもいいと思います。
住宅メーカーによっては、諸費用の金額に外構工事や物置、カーテン等が含まれず、後から『絶対上限』以上の金額が必要になることがあるので要注意です❗️
頭金・貯金どっち?

最終的な値段が決まったら、いよいよお金の借り入れですが、その前に手持ちのお金を把握しておきましょう。
少し前の時代なら頭金は住宅の20%〜30%と言われていたそうですが、今は色々な条件もあり頭金をたくさん出すというのも考えものです。
頭金にできるお金ということは貯金があるということで、それを使い切ってしまうと家を購入後の貯金がなくなってしまいます😭
いざという時のお金は取っておいた方が安全ですので、頭金をいくらにするかではなく、貯金をいくら残すかで考えましょう。
目安として残したい貯金は
6ヶ月分の生活費です。
これもその人によって違いはありますが、6ヶ月分の生活費があれば心に余裕を持って生活できるでしょう。いざという時も対応可能です!
やってみましょう、仮審査!

借り入れ金額が決まったら、まずは仮審査をしてみましょう。仮審査も何社でもできるので比較して一番お得な金利で借りられるところで借りましょう。
今の時代はネットバンクがオススメ
ネットバンクとはインターネット上で取引を行い、実店舗を持たないか最小限にすることで運営コストを下げている企業で、ほかの大手銀行より金利が安く抑えられたりしています。
「ネット銀行って倒産とかしないの?」と思う人もいるかもしれませんが、大手銀行も収益が安定していなければ倒産します。
また、たいていは経営悪化するとほかの金融機関に譲渡や吸収されるので、返済を一括で求められるようなことはないと考えてもいいでしょう。
ネット上での手続きに問題ないよという人にとってはメリットしかない方法ですね。
一番重要‼︎【金利】
ここでの審査は自分がどれだけ借りられるか、借りた金額に対して金利はいくらかが重要になってきます。
まず借りられる金額ですが『絶対上限』を提示して、「これ以上は借りません!」とはっきり断言しよう。年収が高い人ほど、「後もう少し余裕を持って借りられますよ」とか「一緒に車も買うならあと300万借りませんか?」とかいろんな手口で金額を上げてこようとします。
貸す側は金額が高ければ高いほど、儲ける仕組みになってるからです。
お金を借りる時は、「お金いくらまでなら借りられますか?」ではなく、「この金額で貸してください!」というスタンスでいこう(^_^)
返済が困難になって困るのは、お金を借りた自分たちです。
変動金利と固定金利の違い
簡単に変動金利と固定金利の違いを説明すると
・固定金利は最初に決めた金利がずっと変わらないプランで『フラット35』というものがあります。大体金利は、1.35%前後といったところでしょう。
・変動金利は当初3年、5年と期間を決めたあと、6か月ごとに金利の変更があるプランです。はじめは固定金利より低い金利ですが、財政が悪化すると金利の見直しがされ金利が上昇することをお忘れなく。
ネットバンクだと安くて0.5%ちょっとくらいです。
地方銀行だと約0.6%から0.8%くらいで、少し高めです。あまり変わらないと思っているかもしれませんが、
仮に3000万借りたとして
金利0.5%で35年で借り入れすると、総返済額は3270万7560円に、
金利0.8%で35年で借り入れすると、総返済額は3440万4447円となります。
差額は約160万円に…
固定金利1.35%で35年で借り入れすると、総返済額は3764万9981円になります。
変動金利0.5%と比べると約500万円もの差が出ます。
あくまで一例ですがこれだけの差額で、変動金利だとさらに金利の上昇があるので、最初の金利が低くてもよく考えてローンの借り入れを進める必要があります。
これ以上話すと長くなってしまうのでここまでにして、
- 変動金利だと、低い金利のまま返済できれば、安く借り入れできるが、半年に一回の金利の見直しがあるため、リスクも伴う。
- 固定金利だと、借り入れ金利が変わらないので安定して返済できますが、最初の返済額は変動に比べて高めになっています。
最後の本審査

仮審査が通ったら本審査をしましょう。
本審査で出来ることはありませんが、ごくまれに、仮審査と内容が変わることがあります。
本審査をしてもまだ契約したわけではないので、納得のいかない金利でしたら再度機会を改めた方がいいでしょう。
担当によっては、「本審査したらもう後戻りはできない」ようなこと言ってきたりしますが、そんなことはありません。納得のいかないのでしたら、他の銀行に行った方が賢明です。
まとめ
長々と失礼しました(-_-)
簡単にまとめますと
- 『絶対条件』を決める。
- 余裕を持って何社も下見する。
- 頭金、貯金のバランスで余裕を持った借り入れへ
- 固定金利、変動金利の選択を誤らない。
- 何社も仮審査をしてみる。
ということですね。
人生を決めるような選択ですので慎重に焦らず決めていきましょう。

また、ローンのことについてもう少し深く知りたい人におススメの本がこれです。
【住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法】
1から10までローンについての解説がされています。
分かりやすく書かれているので、初心者にも読みやすい一冊です。
興味のある方は、こちらの記事もどうぞ!
【無理せず自分の理想の家を!あなたに合ったマイホーム作り!!】
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